持ちつ持たれつ①

20世紀最大の功績を遺したといわれるある心理療法家で、「言葉のアーティスト」とも呼ばれた彼のエッセンスに触れるセミナーに参加したことがありました。

そのセミナーで出会ったひとりの女性と、仕事を超え、各々の能力を使って助け合ったお話です。

 

セミナーでは、参加者同士が二人一組となって模擬カウンセリングを行いました。

カウンセラー役とクライアント役を交互に行います。

クライアント役のときは、なにかテーマを決めなければなりません。

私は、特にないような気もしましたが……ありました。

多かれ少なかれ、人は人前で話をするときは緊張するものでしょうが、「大勢の前でスピーチをするときに、とても緊張する」ということにしました。

 

私の前職は、高校教諭だったので授業で話すのは慣れっこですが、昨年初めて、現在のコンサルタントかつエネルギーヒーラーとして講演の依頼を受け、まだ人々にほとんど認知されていないような内容を公の場で話したときは、ものすご~~~く緊張しました。

聴衆は、企業経営者がほとんどで、区議会議員もいましたが、全員に理解してもらえるとはとうてい思えませんでした。

高校の授業でも、授業が早く終わったときなどに不思議系の話などをしたことがありますが、反応は様々です。

目を輝かせて聴いている子、聴く準備(心)ができていて徐々に理解できる子、防波堤を張る子。

でも、今回は、話をしながら私の方が防波堤を張るように、恐怖を感じたのです。

 

話はセミナーに戻りますが、模擬カウンセリングはあくまでもカウンセリングの勉強なので、当然なにかが解決するとは思ってもいませんでした。

ところが……

私と組んだ方はたまたま霊能者として活動されていて、セミナーが終わった後に、彼女が視た本当の原因をコッソリ教えてくれたのです。

 

それは私の過去生にさかのぼります。

私が大勢の人々の前で自分の意見を言うときにとても緊張してしまったのは、過去生でのことが原因だとその霊能者の方は言うのです。

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イタリア(フィレンツェ辺り?)で、女性の私には裕福な家柄の恋人がいました。

あるとき私は、世の中の有力者にとって不都合な不正かなにかを暴くような言動をしたことで社交界を追われることになりましたが、恋人は家を取り、私を守り抜くことができませんでした。

そのときの恋人が、な、なんと今も私の喉をブロックしているのだそうです。

「言ってはいけない。大勢の人に自分の意見を言ってはいけないよ。」と私を守っているつもりのようです。

別に悪い霊などではなく、私をとても愛していて、また不幸にならないように一生懸命に守ってくれているのだそうです。

でも、霊能者の方は彼にこう言いました。

「あなたは生まれ変わりをせずにこうしていても、魂の成長はない。彼女の霊格に追い付くことができず、結ばれることはない。結ばれたいのなら、生まれ変わりをしないといけない。」

そう言われて、彼は納得して自分の成長のために離れていったということです。

 

あれから半年が経ちました。

大勢の人々を前に、自分の伝えたいことを意気揚々と話している自分の姿が容易に想像できるようになっている自分の変化に気づいています。

 

続きます。